2009年 11月 13日

高等教育への投資は確保しといてほしい

民主党政権無双、とでもいいますか。
政府肝いりの事業仕分け、どんどん事業が削減されてます。
今日の検討では検討項目の一つとして、産官学連携で行われているスパコン事業が挙げられ、大幅に予算が削減されました。
asahi.com(朝日新聞社):次世代スパコン「予算削減」 事業仕分け3日目 - 政治

うーん。自分の専門分野にかなり近いところのため、正直ショックがでかいです。
元々民主党政権は、科学や産業に関する部門にはやさしくない印象だったのですが、予想以上にズバっとやってくれました。

個人的には、「世界一のスパコン」という肩書きを得るために大金を投じる意義について懐疑的だったので、予算の削減自体はある程度支持できます。
「国民の目線で言うと世界一にこだわる必要があるのか」という台詞はおかしいけど、正直単体のコンピュータで超高性能を得るよりはは、安価でエコな中規模スパコンを作れるようにした方が割に合うと思うんですよね。

でも、心配なのは「民主党はどこまでわかって予算削減を決定したのか」ということ。
スパコン"が"いらない、ならまだいいんです。
あと、自民党的なバラマキ科学技術政策を見直すべき、とかでも。
でも

これ以上の科学技術(への投資)は必要ない

というのだと非常にまずい、と思います。
実際、そう見える気配は大いにあるんです。
蓮舫議員が
「納税者がトップレベル研究者にお金を払った分、納税者個人にもリターンを貰えないと納得できません」
と、いう発言をしたそうです。
これは、科学への投資姿勢として間違っていると思います。
科学への投資効果はない、というわけではありません。
成果は大きいものですが、非常に見えにくいのです。
成果が得られる時期だってわかりません。納税者自身ではなく、その子供の世代に実になる、というのも普通にありえることです。
そんなものを事前に正確に予測するなんて無理です。そもそも失敗の可能性だってあるものなんですから。

あと、タイトルにも書いたようにこの流れが大学への予算の削減に繋がっていきそうにも感じられます。公立高校の授業料無料とかやるお金があるんだったら、高等教育の充実を図ってほしいとわりと本気で思います。

鳩山首相は東工大卒の理系出身だそうですが、どれだけ日本の技術力を大切にしようとしているのか、かなり心配してしまった日でした。
[PR]

by yusatoku | 2009-11-13 23:32 | コラム


<< 狭い空間をゆうこうに。      本屋さんカスタマイズ >>