VSLに魅せられて

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2010年 03月 03日

物真似だって。

テルマエ・ロマエ という漫画を買ってきました。

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

ヤマザキマリ / エンターブレイン



いや、面白い!!
どんな話かっていうと、こんな感じ。

古代ローマに住む、風呂専門の設計技師ルシウス。
独創性のなさに悩んでいた彼は、なぜか現代日本の風呂にタイムワープする能力を手に入れる。
銭湯、露天風呂、家庭用浴槽・・・・。
さまざまな、日本の風呂から得たアイデアをローマの風呂に取り入れるルシウス。
ルシウスの大冒険(風呂限定)の行く末やいかに!?


まず、日本の風呂限定のタイムワープ、という時点で面白い発想なんですが、その材料をちゃんと料理してるんです。
ローマ人なので、日本に来ても言葉は通じないんですが、ルシウスを見た日本人は、珍しい外人だ~、くらいに思って色々相手してくれるんです。
フルーツ牛乳を飲ませてくれたり、浴衣を貸してくれたり。
で、その度日本の文化に驚き、感動するルシウス。
いや、2000年近くも未来の文化に触れてるんだから当たり前なんですけど。
ルシウスはそうして得た知識をローマ流にアレンジして新種の風呂を作っていくわけですが、そのローカライズっぷりもなかなか面白いです。

ルシウスは、仕事熱心で真面目なんですけど、自分のオリジナリティが出せなくて悩んでいます。
彼は日本の風呂を真似して評価を得ているわけですが、所詮物真似、と自己評価はとっても低い。
執政官に褒められようと、皇帝に褒められようとあくまで謙虚です。

でも、これを読んでて思ったんですけど、周りの人間が誰も知らない、気づかないところから着想を得て、自分で真似していく、というのは十分にオリジナリティのある行為ではないのでしょうか。
いや、ルシウスはタイムワープという反則技を使ってるわけですが。
でも、いやだからこそ、他の誰にも見ることのできない世界を見て、そこから学んでこれるんだから、その点を持って彼の知識習得技術は超一流だと言えると思います。
同じように、知ってしまえば単なるよそで得た知識の応用なんだけど、それを見つけて注目するという行為は、実は褒められてしかるべしなんじゃないかなー、とか。

僕も自分の独創性には自信ないんですけど、ルシウスにちょっと勇気付けられたり。
これなら僕にもできる!・・・といっていいのかどうかはわかりませんが。
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by yusatoku | 2010-03-03 23:55 | 読書


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